非常に彩色が美しく、保存状態も良好な室町中期の十一面観音菩薩です。十一面観音菩薩とは、四方八方と上下の計十方に本来の顔である本面を加えた十一の顔で衆生の有様を観察し、その祈りの声を聞くとされている菩薩です。信仰するものに授ける功徳としては現世での利益10種「十種勝利」と地獄を逃れ極楽浄土に往生できるといった来世での果報「四種果報」があります。